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伝統工芸とは

伝統工芸の定義としてその特徴は大きく4つあります。


1.日常生活で使用されるものを作っている
2.工程の多くが手作業である
3.高度な技術を要する
4.長く受け継がれてきたという歴史がある


このように伝統工芸とは芸術的な価値だけでなく、日々の生活の中で重宝され、日本人の生活を支えてきた技術のことなのです。そしてその伝統工芸の技術を使って製作されたものを「伝統工芸品」といいます。

 

出典:日本工芸堂(2000)「「伝統工芸」ってそもそも何ですか?」

https://japanesecrafts.com/blogs/news/traditionalcrafts

伝統的工芸品産業の現状・課題

伝統工芸全体の共通課題・現状は一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会によると主に四つあります。

① 大量生産・大量消費による産業の縮小

② 生活様式の変化により伝統工芸に対する関心の低下

③ 原材料不足

④ 職人の低賃金や支援の欠如などによる後継者不足

具体的な数字としては、以下の通り:

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出典:一般財団法人 伝統的工芸品産業振興協会「現状」
https://kyokai.kougeihin.jp/current-situation/
経済産業省(2021)「伝統的工芸品産業への支援」
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/nichiyo-densan/densan-seminar/R3densan_hojokin.pdf

伝統工芸とSDGsの関連性

① 丈夫で長持ちする

大量に消費する必要がなく、資源の浪費防止に繋がります。
例えば、蚊帳織りで作られた布巾は、耐久性に優れているため使い続けてもほつれることが少なく、1枚の布巾をより長く使うことができます。

伝統工芸とSDGsの関連性を3つのポイントから紹介します。

Special thanks

京都伝統産業ミュージアム

京都市左京区にある「京都伝統産業ミュージアム」では、京都の伝統産業74品目を解説付きで展示している常設展示や、伝統産業の新たな学びと発見の場となる企画展など、伝統産業に関する様々な展示を通して、多種多様な伝統工芸の美と技の世界を身近に感じることができます。また、職人の実演、伝統工芸品制作体験教室や、京都の文化を支える職人の現場を体感する工房見学などの取り組みも行っています。


利用案内

開館時間  9:00~17:00(入館は16:30まで)

休館日   ホームページ(https://kmtc.jp/)参照

入場料   無料(企画展の観覧は有料)

所在地   〒606-8343 

      京都市左京区岡崎成勝寺町9番地の1

​      京都市勧業館みやこめっせ 地下1階

Instagram  @kyotomuseumofcraftsanddesign

 出典:京都伝統産業ミュージアム

https://kmtc.jp/

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